Last Modified: 2017/05/28
Space, the final fronteer.
宇宙ステーション
宇宙望遠鏡・天体観測衛星
    ハッブル宇宙望遠鏡 (画像集) (現在位置)
    1990年4月24日にスペースシャトル・ディスカバリー号から放出された軌道上で稼動する光学望遠鏡。口径は2.4m。 当初はトラブルが多発したが、ピンぼけを補正する画像処理ソフトの開発や1993年のスペースシャトル・エンデバー号での船外活動により修復された。

    チャンドラ X線宇宙望遠鏡 (画像集) (現在位置)
    1999年7月23日にスペースシャトル・コロンビア号から放出された、軌道上で稼動するX線望遠鏡。口径は1.2m。 クェーサーやブラックホールからのX線を観測する。

    スピッツァー 赤外線宇宙望遠鏡 (画像集)
    2003年8月25日にケープカナベラルから打ち上げられた赤外線宇宙望遠鏡。口径は85cm(f/12)。 ハッブル,チャンドラを含むNASAのグレート・オブザーバトリー・ミッションの最終計画で、観測期間は2年半、さらに5年の延長が目標。
    地球周回軌道ではなく地球追尾軌道(地球の背後を漂流する太陽周回軌道)に投入される。
    • 2003年10月13日、搭載カメラの焦点調節作業が終了したと発表。これより本格稼働を始める。
    • 2003年12月18日、SIRTF(Space Infrared Telescope Facility) から Spitzer Space Telescope に改名。撮影画像を公開。
    • 2009年7月27日、冷却材を使い果たしたため、「ウォーム・ミッション(これまでより高い温度,波長での観測)」を開始。

    ハーシェル赤外線宇宙望遠鏡 (Site2) (画像集)
    2009年5月14日に仏領ギアナ宇宙センターから打ち上げられた、欧州宇宙機関(ESA)の赤外線宇宙望遠鏡。 口径は3.5m(f:0.5)あり、遠赤外線およびサブミリ波の帯域での観測を行う。観測期間は3年を予定。
    地球-太陽の第2ラグランジュ点を中心とする直径70万kmのリサージュ軌道に投入される。
    • 2009年6月19日、テスト画像を公開
    • 2009年7月10日、ファーストライト画像を公開
    • 2009年10月、性能検証フェーズ
    • 2013年4月29日、冷却用液体ヘリウムを使い切ったため、科学観測を終了。
    • 2013年5月14日、軌道修正を行って地球に数百年間接近しない太陽周回軌道に投入。
    • 2013年6月17日、運用終了。


    ひさき(SPRINT-A)
    2013年9月14日14:00(JST)、鹿児島県内之浦宇宙観測所からイプシロンロケット試験機により打ち上げられた惑星分光観測衛星。
    東京大学と東北大学が中心になって計画した太陽系内惑星を専門に観測する宇宙望遠鏡で、小型科学衛星 (SPRINT) シリーズの1号機。
    高度約 950〜1150km の地球周回軌道に投入され、搭載された口径20cmの望遠鏡で極端紫外線を観測して惑星の大気が宇宙空間に流出するメカニズムや木星の衛星イオの大気などを調査する。
    • 2017年05月23日、木星オーロラの爆発的増光を観測

    ひので(SOLAR-B) (最新画像)
    2006年9月23日、M-Vロケット7号機で鹿児島県内之浦宇宙観測所から打ち上げられた太陽観測衛星。日米英の国際協力で開発運用。 太陽コロナを観測するX線望遠鏡(XRT),極端紫外線分光装置(EIS),光球面の磁場を詳細に観測する超高分解能可視光・磁場観測装置(SOT)を搭載する。 高度630kmの太陽同期極軌道に投入され、この軌道により1年のうち約9ヵ月間にわたり地球の陰に入らずに長期の連続観測が可能。
    • 2006年10月25日、可視光・磁場望遠鏡(SOT)の蓋開けを完了。
    • 2006年10月23日、X線望遠鏡(XRT)の試験画像を取得(打上げ16時間後に蓋が開くトラブルも影響なし)。
    • 2006年10月28日、極端紫外線撮像分光装置(EIS)の蓋開けを完了。
    • 2006年11月9日、水星の太陽面通過を観測。
    • 2006年12月、初期科学観測を開始。

    すざく(ASTRO-EII)
    2005年7月10日、M-Vロケット6号機で鹿児島県内之浦宇宙観測所から打ち上げられたX線天文衛星。日米の国際協力で開発され、国際公募観測を行う。 5台の軟X線望遠鏡(1台にX線分光計と4台にX線CCDカメラ)、硬X線検出器が搭載される。
    • 2005年8月8日、X線分光器(X線マイクロカロリメータ)が機能停止。
    • 2005年8月13日、X線CCDカメラファーストライト。
    • 2005年8月20日、硬X線検出器ファーストライト。
    • 2005年9月、試験観測を開始。
    • 2006年4月、国際公募観測を開始。


    アイリス (Site2)
    2013年6月28日に打ち上げられたNASAの太陽観測衛星。ヴァンデンバーグ空軍基地から航空機で高度約12kmまで運ばれ、空中からペガサスXLロケットで地表から620〜670kmの太陽同期極軌道に投入された。
    口径20cmの紫外線望遠鏡と分光器を搭載し、主に太陽の彩層を観測する。太陽風や恒星大気のメカニズムを解明する。

    NuSTAR (Site2)
    2012年6月13日にマーシャル諸島上空から打ち上げられたNASAの硬X線天文衛星。打ち上げは航空機から空中発射方式で行われた。
    ブラックホール,超新星残骸,中性子星,銀河団などからの高エネルギーX線を観測する。
    • 2012年6月28日、ファーストライト。白鳥座X-1を観測。

    ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー(SDO)
    2010年2月11日に打ち上げられたNASAの太陽観測衛星。 Living with a Star(LWS)計画の最初の観測衛星で、大気撮像部(AIA),極紫外線変動測定器(EVE),日震磁気撮像装置(HMI)を搭載し、カメラはハイビジョンテレビの10倍の解像度を持つ。
    高度3万6000kmの静止軌道に投入され、太陽活動(磁場,太陽フレア,太陽風,コロナ質量放出など)を観測する。
    • 2010年4月21日、ファーストライト画像を公開

    WISE
    2009年12月14日にバンデンバーグ空軍基地から打ち上げられたNASAの広域赤外線観測衛星。 高度520kmの太陽同期軌道に投入され、高感度広域赤外線カメラで全天をサーベイする。
    地球近傍天体、褐色矮星、遠方銀河などの観測成果が期待される。
    • 2010年1月6日、ファーストライト画像を公開
    • 2010年10月、全天サーベイを終え、太陽系小天体をサーベイするNEOWISEミッションを開始。
    • 2011年2月7日、NEOWISEミッションを完了し、冬眠モードに移行。
      今後も地球の極軌道を周りつづけ、追加の観測を行う必要があれば起動される。

    プランク
    2009年5月14日に仏領ギアナ宇宙センターからハーシェル宇宙望遠鏡と共に打ち上げられた、欧州宇宙機関(ESA)の宇宙マイクロ波背景放射観測衛星。
    口径1.5mの望遠鏡に低周波数装置(LFI)と高周波数装置(HFI)を搭載し、高感度,高分解能の観測を行う。
    地球-太陽の第2ラグランジュ点に投入される。
    • 2011年1月11日、観測データを公開。

    ケプラー
    2009年3月6日にケープカナベラルから打ち上げられたNASAの系外惑星探査機。直径140センチの反射鏡と9500万画素のCCDカメラを搭載する超高性能宇宙望遠鏡。
    太陽周回軌道に投入され、はくちょう座〜こと座方面にある10万個以上の恒星を観測して系外惑星を探し出し、(1)惑星軌道のサイズ・形状の分布を決定する。 (2)惑星系を持つ恒星の特性を決定する。 (3)地球型惑星がハビタブルゾーンに存在する確率を決定する。
    • 2010年1月、最初の5つの系外惑星の観測結果を公表。系外惑星にケプラー4b〜ケプラー8bと命名。
    • 2013年5月、リアクションホイールが故障して姿勢制御が困難な状態となる。 スラスター姿勢制御方式に変更したが、スラスターの残存燃料を使い切る数ヶ月後にはミッション終了の危機。

    フェルミ(GLAST)
    2008年6月11日にケープカナベラルから打ち上げられたNASAのガンマ線広域望遠鏡衛星。 日本を含む6か国による国際共同プロジェクトで、ブラックホールやガンマ線バーストなど宇宙でもっとも高いエネルギーを伴う現象を観測する。
    広視野、高感度、高位置分解能が特長で、3時間弱で全天を観測することができる。
    • 2008年8月26日、ファーストライト画像を公開し、フェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡(Fermi Gamma-ray Space Telescope)に改名。

    コロー(COROT)
    2006年12月27日にカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられたフランス国立宇宙研究センター(CNES)の天文衛星。 約12万個の恒星の微妙な光度変化を観測し、恒星の内部構造の分析と系外惑星の捜索を行う。
    • 2007年1月18日、ファーストライト。
    • 2007年5月3日、系外惑星を初検出。見つかった惑星は COROT-Exo-1b と命名。

    STEREO (現在位置) (軌道)
    2006年10月25日にケープカナベラルから打ち上げられたNASAの太陽観測衛星。 2機で構成され、月をスウィングバイしてそれぞれ異なる太陽周回軌道へ投入される。 2機が太陽を違う角度から観測し、太陽フレア,太陽風,コロナなどを立体的に捉える。

    スウィフト
    2004年11月20日、ケネディー宇宙センターから打ち上げられたガンマ線観測衛星。NASAを中心とした国際共同で開発された衛星で日本も参加。 ガンマ線バーストの正体を探るため、視野の広いガンマ線望遠鏡とX線,可視光の精密望遠鏡を搭載する。 発見されたガンマ線バーストの情報は直ちに世界中の天文台に通報され、全世界の研究者に公開される。
    • 2004年12月19日、初のガンマ線バーストを検出。
    • 2008年1月、超新星爆発の瞬間を観測。
    • 2010年4月13日、500個目のガンマ線バーストを検出。
    • 2010年6月21日、検出装置の限界を超えるほどのガンマ線バーストを検出。これまでの観測記録の10〜15倍。

    インテグラル (Site2)
    2002年10月17日に打ち上げられた欧州宇宙機関(ESA)のガンマ線観測衛星。 超巨星の崩壊や中性子星同士の衝突が原因と考えられているガンマ線バーストを観測する。
    • 2002年12月18日、ファーストライト画像を公開

    XMMニュートン (現在位置)
    1999年12月10日に仏領ギアナ宇宙センターから打ち上げられた欧州宇宙機関(ESA)のX線天文衛星。 口径 30cm のX線望遠鏡を3台持ち、各種X線源の精密な分光が可能。
    • 「XMMニュートン・オメガ・プロジェクト」により、宇宙の密度を調査する。

    SOHO (最新画像)
    1995年12月にNASAと欧州宇宙機関(ESA)が共同で打ち上げた太陽観測探査機。 地球から150万km離れた、太陽-地球系のラグランジュ点L1近傍に投入された。
    送られてくる画像は、ほぼリアルタイムにインターネット上で公開されている。
    • 1998年6月、ジャイロスコープが故障。通信が途絶えて絶望視されたが10月にコントロールを取り戻した。
    • 2003年2月、NEAT(C/2002 V1)彗星が LASCO の視野に
    • 2003年6月、高利得アンテナが故障。二次アンテナと記録装置,地上局の大型アンテナを組合わせて回復。
    • 2007年1月、McNaught(C/2006 P1)彗星が LASCO の視野に
    • 2010年12月、観測画像から発見された彗星の数が2000個に。
    • 2011年12月、Lovejoy(C/2011 W3)彗星が LASCO の視野に
太陽系探査
    はやぶさ2 (Site2)
    2014年12月3日に種子島宇宙センターから打ち上げられたJAXAの小惑星探査機。
    地球近傍小惑星(162173)1999JU3へ着陸し、地表サンプルを地球へ持ち帰る。
    3基の着陸用小型ローバー「ミネルヴァ2」と、ドイツ航空宇宙センターとフランス国立宇宙研究センターが共同開発した着陸ローバー「MASCOT」が搭載される。
    • 2014年12月3日13:22:04(JST)、種子島宇宙センター大型ロケット発射場からH-IIAロケット26号機で打ち上げ。
    • 2015年12月、地球をスイングバイ(予定)。
    • 2018年7月、地球近傍小惑星(162173)1999JU3に到着。約18ヶ月間滞在し、科学探査と地表サンプルの採集を行う(予定)。
    • 2019年末、小惑星から離脱(予定)。
    • 2020年末、地球に帰還(予定)。

    ジュノー
    2011年8月6日にケープカナベラルから打ち上げられたNASAの木星探査機。 中規模太陽系探査ミッション「NASAニューフロンティア計画」の一環。
    木星以遠の探査に必須であった原子力電池を使わず、大型の太陽電池パネルを搭載する。
    木星の極軌道に投入され、木星深部の組成、重力場、磁場、極付近の磁気圏を探査する。
    • 2012年8月30日、地球スイングバイに誘導するための第1回軌道修正(DSM-1)を実施。
    • 2012年9月14日、地球スイングバイに誘導するための第2回軌道修正(DSM-2)を実施。
    • 2013年10月10日 04:21(JST)、地球をスイングバイ。
    • 2016年7月5日、木星の周回軌道に投入。
    • 2016年8月27日、第1回目の木星近接フライバイ(距離 4200km)。[写真と解説]
    • 2017年10月、探査終了。木星へ突入させる(予定)。

    あかつき(PLANET-C) (Site2)
    2010年5月21日に種子島宇宙センターから打ち上げられた、宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所(ISAS)の金星探査機。 1μmカメラ(IR1),2μmカメラ(IR2),中間赤外カメラ(LIR),紫外線イメージャ(UVI),雷・大気光カメラ(LAC) を搭載し、様々な波長で観測することにより金星の大気現象を解明する。 また、金星到着までの間に惑星間塵の分布を観測する。
    金星到着は2010年12月7日、近点300km,遠点8万km,周期約30hの楕円軌道に投入される。
    • 2010年5月21日、地球との距離約25万kmの地点で機器の状態を確認するために地球を撮影。
    • 2010年12月7日 08:49(JST)、軌道制御エンジン(セラミックスラスタ)を噴射して減速を開始。
    • 2010年12月7日 08:50(JST)、あかつきの地食(金星の陰に入る)に伴い通信を中断。
    • 2010年12月7日 09:12(JST)、陰から出て通信再開の予定時刻。しかし、通信が回復しない。
    • 2010年12月7日 10:28(JST)、あかつきの低利得アンテナからの電波を受信。状況を確認中。
    • 2010年12月7日 19:00(JST)、「異常を検知して、スピン安定のセーフホールドモードに入っていると推定している」と発表。10分に1回転している。
    • 2010年12月8日 11:00(JST)、「軌道推定の結果、金星周回軌道への投入ができなかったことが確認された」と発表。
      三軸姿勢に復帰し、電源やアンテナ(低利得,中利得,高利得)は無事。
    • 2010年12月27日、投入失敗の原因は軌道制御エンジン(OME)の燃料逆流防止弁の動作不良。
    • 2011年9月7日と14日に軌道制御エンジン(OME)のテスト噴射を実施。
    • 2011年9月30日、軌道制御エンジン(OME)の運用を断念。姿勢制御用エンジン(RCS)を代用して軌道制御を行ない、金星周回軌道への投入を目指す。
      しかし、当初計画の観測周回軌道(周期30時間)への投入は不可能。
    • 2011年11月1日 13:22 - 13:32(JST)、近日点軌道制御を実施。姿勢制御用エンジン(RCS)を代用しての第1回軌道修正。
    • 2011年11月10日、第2回軌道修正。
    • 2011年11月21日、第3回軌道修正。
    • 2015年7月17日、軌道修正。
    • 2015年7月24日、軌道修正。
    • 2015年7月31日、軌道修正。
    • 2015年12月7日、金星周回軌道へ再投入、12月9日に成功を確認。
    • 2016年4月4日、軌道修正を行い、4月8日に成功を確認。この軌道修正により観測期間が当初予定の800日から2000日に延びる。

    ドーン
    2007年9月27日にケープカナベラルから打ち上げられたNASAの小惑星探査機。 小惑星ベスタと準惑星セレスの探査を行い、太陽系の形成過程を調査する。 可視光カメラ,可視光及び赤外線マッピング分光計,ガンマ線及び中性子分光計,放射線及び光学ナビゲーション機器を搭載する。
    • 2009年2月18日09:28(JST)、火星をスイングバイ(距離約550km)。
    • 2011年7月15日、小惑星ベスタの周回軌道に投入。
    • 2011年8月11日、小惑星ベスタの概観観測軌道(高度2700km)にて観測開始。地形図と組成図の作成,重力場の測定を行う。
    • 2011年9月29日、小惑星ベスタの高高度マッピング軌道に投入(平均高度680km)。
    • 2011年12月12日、小惑星ベスタの低高度マッピング軌道に投入(平均高度210km)。
    • 2012年9月5日、小惑星ベスタを離脱。
    • 2015年3月6日、準惑星セレスの周回軌道に投入。
    • 2016年6月30日、主要ミッションを完了。今後もケレスの周回探査を継続する。

    ニュー・ホライズンズ (画像集)
    2006年1月19日にケープカナベラルから打ち上げられたNASAの冥王星探査機。 冥王星と衛星カロン、海王星以遠の領域を周回するカイパーベルト天体を探査する。 2015年に冥王星に到着。冥王星の探査後はカイパーベルト天体との遭遇を目指して飛行し、可能であれば接近して天体を撮像する。
    • 2007年2月28日、木星スイングバイ。
    • 2008年6月8日、土星軌道を通過。
    • 2010年3月8日、小惑星クラントル(83982)に接近。
    • 2011年3月18日、天王星軌道を通過。
    • 2015年7月14日、観測データから冥王星の直径は2370km、衛星カロンの直径は1208km。
    • 2015年7月14日、最接近直前の冥王星全体像を公開。
    • 2015年7月14日 07:49:57(EDT)[20:49:57(JST)]、冥王星に最接近(距離約13000kmをフライバイ)。
    • 2016年4月後半、全ての冥王星観測データが送信完了(予定)。
    • 2020年頃、エッジワース・カイパーベルトを観測(予定)。
    その後は太陽系を脱出する。

    ヴィーナス・エクスプレス
    2005年11月9日にバイコヌール宇宙基地から打ち上げられた欧州宇宙機関(ESA)の金星探査機。 金星の大気を総合的に観測し、大気の成分、温度及び濃度、気圧が地球とは極端に異なっている原因を解明する。
    • 2006年4月11日、金星周回軌道に投入。
    • 2006年5月7日、観測軌道に投入(近点250km,遠点66,000km)。
    • 2006年6月、科学探査を開始。
    • 2014年5月、観測運用を終了。
    • 2014年6月18日〜7月11日、高度を130kmまで下げてエアロブレーキング実験(上層の大気抵抗を検証)。
    • 2014年11月28日、推進剤が尽きるのを覚悟して観測軌道への再投入を試みたが通信途絶。
    • 2014年12月3日、断片的ではあるが通信が回復。推進剤を使い果たして姿勢制御できていない可能性がある。
    • 2014年12月16日、運用続行を断念し、ミッション終了。2015年1月頃には金星大気圏に突入して燃え尽きる見込み。

    メッセンジャー (計画)
    2004年8月4日にケープカナベラルから打ち上げられたNASAの水星探査機。 磁気計やX線観測器など7種類の観測装置を搭載し、写真観測と大気,磁気,化学組成の調査が行われる。 水星の周回軌道に投入するため、6回の減速スイングバイを繰り返す。

    ロゼッタ
    2004年3月2日に仏領ギアナ宇宙センターから打ち上げられた欧州宇宙機関(ESA)の彗星探査機。 地球を3回,火星を1回スイングバイした後、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に接近し、フィラエ(子機)を彗星核に着陸させる。
    • 2005年3月5日、地球をスイングバイ。
    • 2007年2月25日、火星をスイングバイ。
    • 2007年11月13日、地球をスイングバイ。
    • 2008年9月6日04:58(JST)、小惑星シュテインスをフライバイ(距離約800km)。[動画]
    • 2009年11月13日、地球をスイングバイ。
    • 2010年7月11日01:10(JST)、小惑星ルテティアをフライバイ(距離 3162km)。[画像]
    • 2011年6月8日、冬眠モードに移行。
    • 2014年1月20日、冬眠モードから復帰。
    • 2014年8月6日、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に到着、ランデブー軌道(距離約100km)に投入。
    • 2014年11月13日、フィラエ(子機)を放出して彗星核への軟着陸に成功
      しかし、2回バウンドして予定地点より1kmほど離れた崖の岩陰に不安定な体勢で着地。[解説1] [解説2]
      太陽電池パネルの受光量が不十分な状態が続けば、バッテリーが切れるのは64時間後。
    • 2014年11月16日、フィラエ(子機)は電力不足のため、着地から57時間後に科学観測ミッションを終了。
      彗星が太陽に近づく頃に太陽電池パネルの受光量が増して観測を再開できる可能性は残されている。
    • 2015年6月14日、フィラエ(子機)の再起動に成功。温度は-35度、電力は24Wと良好な状態、再運用は可能。
    • 2015年8月13日、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星とともに近日点通過。
    • 2016年7月27日、フィラエ(子機)の復旧を断念、運用終了。
    • 2016年9月7日、フィラエ(子機)の着地地点を特定
    • 2016年9月30日、彗星に衝突させてミッション終了

    カッシーニ (現在位置)
    1997年10月15日に打ち上げられた土星探査機。NASAと欧州宇宙機関(ESA)の共同計画。 金星と地球をスイングバイして木星に向かい、2000年10月からガリレオ探査機と協力して木星観測を行いながら2000年12月30日に木星をスイングバイした。 2004年7月1日に土星に到着する予定。原子力電池(72ポンドのプルトニウム)を搭載する。 1999年8月に地球をスイングバイした時に「ノストラダムスが予言した恐怖の大王はカッシーニに搭載されているプルトニウムのことではないか?」と騒がれた。
    • 2002年10月21日、初めて土星を撮影。(Photos)
    • 2004年6月12日、衛星フェーベをフライバイ。
    • 2004年7月1日、土星の周回軌道に投入。
    • 2004年12月25日、衛星タイタンに向けて、欧州宇宙機関(ESA)のホイヘンス・プローブを放出。
    • 2005年1月14日、ホイヘンス・プローブが衛星タイタンの大気圏に突入し無事に着陸。写真撮影と大気の組成などを観測。
    • ホイヘンスからの 写真1 写真2 写真3 動画
    • 2008年7月、ミッションを2年間延長(カッシニ・エクイノックス・ミッション)。
    • 2010年2月、ミッションを2017年5月まで延長。
    • 2014年4月3日、NASAは衛星エンケラドスに地下海が存在する証拠を発見したと発表。
    • 2017年4月23日、最終ミッション「グランドフィナーレ」を開始。土星本体と環の隙間を22回通過させる。
    • 2017年4月26日、土星本体と環の間を初めて通過した探査機となる。
    • 2017年9月15日、土星の大気圏に突入させて運用を終了する予定。

火星探査
    エクソマーズ
    2016年3月14日に打ち上げられた火星探査機。欧州宇宙機関(ESA)とロシア連邦宇宙局(Roscosmos)の共同計画。
    複数の探査機を2回に分けて打ち上げる予定で、2016年に「微量ガス周回探査機(Trace Gas Orbiter : TGO)」と、突入・降下・着陸実験モジュール(EDM)「スキアパレッリ」を打ち上げ、2020年にロシアの着陸機と欧州の探査車を打ち上げる。
    火星の生命による痕跡などを調査する。
    • 2016年10月16日、TGOからスキアパレッリを放出。
    • 2016年10月19日、TGOを火星周回軌道に投入。
    • 2016年10月20日、着陸に挑んだスキアパレッリとは通信途絶。火星の上層大気に到着する75分前の信号が最後。
    • 2016年11月3日、NASAのMROが11月1日に撮影したスキアパレッリの衝突跡画像を公開

    メイブン (Site2)
    2013年11月19日にケープ・カナベラル空軍基地から打ち上げられたNASAの火星探査機。
    火星の大気を観測し、火星の大気や水がどのように失われたかなどを調査する。
    • 2014年9月22日、火星周回軌道に投入
    • 2015年11月5日、観測データから火星の上層大気は太陽風によって毎秒約100gの割合ではぎ取られていると発表。

    マーズ・サイエンス・ラボラトリー
    2011年11月27日00:02(JST)にケープカナベラルから打ち上げられたNASAの火星探査機。 キュリオシティ (Curiosity) と名付けられた火星探検車(ローバー)を「ゲール・クレーター」に着陸させ、生命の痕跡を探る。
    Curiosity は大型(全長3m,重量900kg)で、2mのアームと10種類の観測装置,電源は原子力電池を搭載する。 スカイクレーンという新方式で軟着陸させる。
    • 2012年8月6日14:32(JST)、Curiosity が「ゲール・クレーター」に着陸 [着陸2] [着陸3]。
      MROから着陸を監視
      着陸地点のパノラマ風景
    • 2012年8月22日、着陸地点を「ブラッドベリ」と命名。システムチェックのため6mほど試運転
    • 2012年12月、Curiosity が「イエローナイフ湾」と呼ばれる浅い盆地に到達。周囲の探査を開始。
    • 2013年2月8日、Curiosity が岩石に直径1.6cm深さ6.4cmの穴を掘り、サンプルを採取。
    • 2014年4月2日、Curiosity が「キンバリー」と呼ばれる地点に到達し、周囲の探査を開始。総走行距離は6.1km。
    • 2014年9月11日、Curiosity が「シャープ山」のふもとに到達。今後は山を登りながら地質調査を行う予定。
    • 2014年12月16日、Curiosity による火星大気の長期観測からメタン濃度の増減を発見、岩石サンプルからは有機分子も検出したと発表。生命活動によるものなのかは不明。
    • 2016年10月1日、2年間の延長ミッションを開始。

    マーズ・リコネッサンス・オービター(MRO) (現在位置) (画像集)
    2005年8月10日に打ち上げられたNASAの火星探査機。 高分解能マッピングにより、地表の物質の詳細な調査や浅い地表下での水の証拠を探索する。 火星の気象の特徴、季節変動に伴う気候変化の物理的メカニズム、複雑な層状地表の性質及び水や熱水活動に結びつく証拠を探す。
    通信システムは、これまでの全ての惑星探査機の通信容量を合計したよりも大きな伝達能力を持つ。
    • 2006年3月10日、火星周回軌道に投入。
    • 2006年3月26日、高解像度カメラ(HiRISE)による火星面のファーストショット公開。
    • 2006年8月、アロブレーキング航法を終了し、観測軌道に投入(近点255km,遠点320km)。
    • 2006年11月8日、科学探査を開始。
    • 2007年2月、データ総量がCD-ROM約1000枚分に。マーズ・グローバル・サーベイヤーが8年半で達成したデータ量と同じ。

    マーズ・エクスプロレーション・ローバー (現在位置)
    2003年6月11日と同年7月8日に打ち上げられたNASAの火星探検車(ローバー)2機。 ローバーはゴルフカートほどの大きさ(重量150kg,高さ1.2m)で5種類の観測機器を搭載。
    着陸方法はマーズ・パスファインダーで実績があるエアバッグ方式。火星上を移動して火星の気象や水が存在した証拠を探査する。
    • 2004年1月4日13:35(JST)、Spirit(Rover-A) がグセフ・クレーター着陸
    • 2004年1月15日、Spirit(Rover-A) が着陸機(台座)から降りて移動探査を開始。[計画]
    • 2004年1月25日14:06(JST)、Opportunity(Rover-B) がメリディアニ平原着陸
    • 2004年1月31日、Opportunity(Rover-B) が着陸機(台座)から降りて移動探査を開始。
    • 2004年3月3日、Opportunity(Rover-B) が大量の水に覆われていたことを示す痕跡を発見したと発表。
    • 2004年3月6日、Spirit(Rover-A) も水が存在した痕跡を発見したと発表。
    • 2004年4月30日、Opportunity(Rover-B) が「エンデュアランス・クレーター」に到達。
    • 2004年6月11日、Spirit(Rover-A) が「コロンビアの丘」のふもとに到達。
    • 2005年3月8日、Opportunity(Rover-B) が「ヴォストーク・クレーター」に到達。
    • 2005年8月21日、Spirit(Rover-A) が「ハズバンドの丘」に登頂。
    • 2005年11月27日、Opportunity(Rover-B) が「エレボス・クレーター」に到達。
    • 2006年2月、Spirit(Rover-A) が「ホームプレート」に到達。
    • 2006年8月、Opportunity(Rover-B) が「ビーグル・クレーター」に到達。
    • 2006年9月27日、Opportunity(Rover-B) が「ビクトリア・クレーター」に到達。クレーター縁を調査。
    • 2007年2月6日、Opportunity(Rover-B) が移動距離10kmを達成(Spirit(Rover-A)は約6.9km)。
    • 2007年9月13日、Opportunity(Rover-B) が「ビクトリア・クレーター(直径約800m,深さ約70m)」の内部に進入開始。
    • 2008年8月29日、Opportunity(Rover-B) が「ビクトリア・クレーター」の探査を終えて、無事に外に戻る。
    • 2009年5月、Spirit(Rover-A) が小クレーター「トロイ(Troy)」を通過中にスタック。脱出方法を検討中。
    • 2010年1月26日、Spirit(Rover-A) の脱出を断念。今後は静止観測点として運用を続ける。
    • 2010年3月24日、Opportunity(Rover-B) の総走行距離が20kmを超えた。
    • 2010年3月30日、Spirit(Rover-A) との通信が途絶。
      冬季になり日照時間が短く気温も低下したため、太陽電池の電力が低下して「冬眠モード」に入った可能性が高い。
    • 2010年7月30日、Spirit(Rover-A) との通信は回復せず。2011年3月に夏至を迎えるため、それまでに応答がなければ絶望的。
    • 2010年11月9日、Opportunity(Rover-B) が衛星フォボスによる日食を撮影
    • 2010年12月16日、Opportunity(Rover-B) が「サンタマリア・クレーター(直径約90m)」に到着。
    • 2011年5月25日、Spirit(Rover-A) との通信は回復せず、復帰を断念。
    • 2011年8月9日、Opportunity(Rover-B) が「エンデバー・クレーター(直径約22km)」に到着
    • 2011年9月1日、Opportunity(Rover-B) が「エンデバー・クレーター」の探査を開始。
    • 2014年1月24日(UT)、火星着陸10周年。
    • 2017年5月15日、Opportunity(Rover-B) が「パーサヴィアランス谷」の端に到着。

    マーズ・エクスプレス (Site2)
    2003年6月3日02:45(JST)にバイコヌール宇宙基地から打ち上げられた、欧州宇宙機関(ESA)のオービター(軌道周回機)と英国のビーグル2(着陸機)で構成された火星探査機。 到着予定日は2003年12月25日。
    オービターは高解像度の地形・鉱物分布マップの作成,大気組成・地表下層の探査を行なう。
    ビーグル2はエアバッグ方式で着陸し、地質・気象のデータ収集,(バイキング1,2号以来の)生命探査を行なう。
    • 2003年12月19日17:31(JST)、ビーグル2を放出。
    • 2003年12月25日11:47(JST)、ビーグル2が火星大気圏に突入。11:54(JST)にはイシディス平原に着陸。
    • 2003年12月25日11:47(JST)、オービターはメインエンジンを37分間燃焼、火星周回軌道に投入。
    • 2003年12月25日15:34(JST)、中継を担当するマーズ・オデッセイはビーグル2からの初シグナルを受信できず!
    • 2003年12月30日、オービターは赤道周回軌道から極周回軌道に軌道変更。
    • 2004年1月7日、オービターがビーグル2の上空を通過。しかしビーグル2からの信号は受信できず!
    • 2004年1月11日、オービターは最後の燃焼を終えてメインエンジンを切り離し。
    • 2004年1月29日、オービターは観測軌道に投入(近点300km,遠点11,000km,周期7.6h)。
    • 2004年2月6日、ビーグル2の喪失を宣言。
    • 2007年2月、火星の等高線付き地形図が完成。
    • 2008年7月23日、衛星フォボスに接近(距離93km)。
    • 2010年3月3日、衛星フォボスに接近(距離50km)

    2001・マーズ・オデッセイ (軌道) (現在位置)
    2001年4月8日0:02(JST)にケープカナベラルから打ち上げられたNASAの火星探査機。 熱放射画像撮影システム(THEMIS),ガンマ線分光計(GRS),火星放射線環境調査機器(MARIE)が搭載され、高度約400kmの軌道上から火星の化学組成と鉱物学的マップの作成、火星周辺の放射線量の調査が行われる。
    • 2001年10月24日11:30(JST) 火星に到着。
    • 2001年10月26日、エアロブレーキング航法を開始(近点128km,遠点27,000km)。
    • 2002年1月11日、エアロブレーキング航法を終了(近点201km,遠点500km)。
    • 2002年1月31日、最後の軌道修正が行なわれ、高度約400km,周期2h の軌道に投入。
    • 2002年2月18日、科学マッピングミッションを開始。
    • 2002年5月28日、表面下1m以内に大量の氷を発見したと発表。GRSで水素量を計測することで確認。
    • 2003年12月25日14:30(JST)、ビーグル2の着陸地点上空へ。(15:34)ビーグル2にコンタクトできず。
    • 2010年12月16日、マーズ・グローバル・サーベイヤーの火星探査最長記録を更新。